貴富祢神社(宮城県仙台市泉区上谷刈5丁目1)
専用通路を抜けるとすぐ社殿があって、その先に鳥居があります。鳥居の周りはフェンスで囲まれていて、こちら側からは入ることができません。
現在は丸山団地の一角に祭られています。小角にある貴船神社とは直線で4キロメートルも離れていて、丸太沢地方の村鎮守として祭られたものと考えられています。神社の名前にちなんだのか、木製の舟の模型が絵馬代わりに奉納されています。(仙台市HP「いずみ史跡今昔物語―第8回 上谷刈めぐり 秀衡街道を歩く」から引用)
社殿は「鞘堂」(さやどう)と呼ばれる素通しの構造物で覆われています。
鞘堂の中の様子です。
平成10年(1998)に発行された「仙台・泉の散歩手帖」には「社殿も長床も今にも倒壊しそうな状態である」と記載されていますが、その後関係者の尽力により境内が整備されたようです。
狛犬や石灯籠も近年新たに奉納されています。地域の鎮守の支え手が健在なのはうれしいかぎりです。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM