増田神社(宮城県名取市増田2丁目3-13)
主祭神 大土御祖神(おおつちみおやのかみ)、奥津彦神(おきつひこのみこと)、奥津姫神(おきつひめのみこと)
明治四十一年(1908)十月三十日増田字町裏笠山神社(旧称荒神社、明治五年改称)に諏訪神社・神明社・天神社・玉島神社・琴平神社の五社を合祀し増田神社と改称、同四十二年(1909)九月十八日鹿島神社を合祀し、土祖命以下十神を祀る。文安年中(1444-1449)増田駅菊池善藏遠祖豊後もと大和国の産なるを以て、同国添上郡笠山の社より分霊して之を手倉田村に祀る。其の後永正年中(1504-1521)菊池左馬助代に至りて、今の地に移祭す。天和三年(1683)菊池正兵衛代に至るまで神事相続絶ゆることなし。爾来信徒大に加はれり。(「名取郡誌」大正14年版から引用)
拝殿後方の本殿です。
明治政府の方針により周辺の神社を合祀して存続した神社だけに、境内も広く管理も行き届いています。
祈願しながら縄や藁で地蔵を縛る「しばり地蔵」が境内に残されています。「しばり地蔵は」「わら地蔵」とも言われ、この地域の風習だということです。
神社の隣には、文安年間(1444-1449)に大和国笠山から分霊してこの神社を創始した菊池善蔵の邸内にあった樹齢数百年のアカマツがあります。名取市の指定天然記念物になっています。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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