2023年12月4日月曜日

多賀神社

 多賀神社(宮城県仙台市太白区富沢3-15-1)


 仙台市太白区の住宅地の中に鎮座しています。



主祭神 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

大鷹宮とも言い、延喜式内当郡二座の一多加神社であると説く。(特選神名牒)。社伝によれば景行天皇40年(110)日本武尊東征の砌りの創祀にして、雄略天皇2年(458)圭田58束を奉り神礼祭式を行うたというが確証はない。伊達政宗仙台に居城を構えてから代々の藩主の尊崇篤く、重村は寛延年間社殿修復の事あり、又角田城主石川宗光は「多賀神社伊弉諾尊」と書いて献じ仙台藩の国学者安田光則は由緒記を石に刻み境内に建碑した。明治5年(1872)4月村社に列し、同42年(1909)大野田の春日神社及び宝龍神社を合祀。大正8年(1919)8月幣帛供進社に指定された。(宮城県神社庁HP由緒説明から引用)


 この社は、「延喜式内社」のひとつで、県内では唯一とのこと。

 「延喜式内社」とは延長5年(927)にまとめられた律令時代の法典である「延喜式(えんぎしき」(五十巻)に記された2,861の社。したがって、「延喜式内社」は延長5年(927)以前創建の神社となり、いずれも千年以上の歴史のある神社なのだそうです。

 車の往来も多い住宅地の一角に位置していますが、この境内は静かで落ち着いた雰囲気が保たれています。


 境内に仙台市の保存樹木にも指定されている樹齢300年のシラカシの樹があります。


 大正2年(1913)の大火で社殿を消失し、現社殿は同3年(1914)に造営されたものであるとのこと。

 「お多賀さん」と呼ばれ、近郷近在の住民の信仰が極めて厚いということです。

EOS R, EF24-105mm F4L IS USM

0 件のコメント: