大杉稲荷大明神(宮城県仙台市若林区連坊小路108)
若林区連坊小路の保寿寺の境内に鎮座しています。社殿がひとつだけの小社です。
保寿寺は伊達政宗公の時代以前からあり、1493年 国分参河守盛重(こくぶみかわのかみもりしげ)が、戦いで亡くなった有縁無縁の霊を弔った証として経文を書いた小石を埋めた。他に、弓・矢・武器等が埋められてあり、側には小さな祠が祀ってあった。(境内掲示「大杉稲荷大明神の由来」から引用)
明治19年(1886)の東北線工事の際に(保寿寺の)境内が削られ、線路に重なった大杉稲荷大明神を寺の境内に移転し、大杉稲荷の大木は伐採された。(仙台市若林区HP「寺巡り「連坊・木ノ下あたり」」から引用)
その後、明治35年(1902)2月の火災で、本堂・棟理・杉の木の霊を祀った『大杉大明神』も消失したが、昭和の初めから『大杉稲荷大明神』として祀られて、地域の人達の信仰を集め、特に漁師の護り神として宮城県南の関上方面から参詣者が多かった。祠は明治以来、何度も移転し、現在、小石は地下のどこかに納まっていると思われる。(前掲「大杉稲荷大明神の由来」から引用)
社殿のすぐ側を東北新幹線の高架線路が横切っています。当社が辿ってきた歴史を物語っているようです。
EOS R, EF35mm F1.4L USM
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