少林(わかばやし)神社(宮城県仙台市若林区南小泉1丁目8)
仙台市若林区文化センターのすぐ南200mほどに鎮座する少林神社です。
「少林」と書いて「わかばやし」と読むことについては、若林城を築いた伊達政宗が「中国の少林山の「少林」をとって「わかばやし」と読み、かって政宗が命名した若松の若の字をとり「若林」と書き替えた」(菊地勝之助「仙台地名考」参照)ことに由来するという説がありますが、伊達政宗の逸話は根拠が薄いとして否定する識者もいます。
拝殿と本殿です。
神社の起源ははっきりしないが、猫塚古墳の上に建てられている。かつては保食(うけもち)神社と呼ばれる豊作の神で南小泉の鎮守の役目もあったが、広瀬川沿いの旅立稲荷に合祀された。神社に愛着のある地元の人々が、社殿と祭を残している。古い石碑が多くある。(仙台市HP「神社めぐり「南小泉界隈」」から引用)
地元の人々が当地に社殿を残した経緯について、境内掲示の「少林神社の由来」には「神社移転の用地を確保するため、昭和二十四年(1949)一月、伊達家三三代当主伊達貞宗氏に藩祖公の大杉大明神を合祀するため、神社境内地として伊達家敷地の一部を無償譲渡を受けるための要望書を提出、同年五月、伊達家と話し合いの結果、青葉神社、保食神社、大杉大明神の三神を合祀し、神社名を少林神社とすることで合意、昭和二十五年(1950)四月二四日、青葉神社から少林神社まで御神輿御渡航が行われ」た、と記されています。
境内には猫塚神社と呼ばれる小祠があって、
たくさんの猫の置物が供えられています。
境内では町の有志による「猫まつり」が毎年行われています。今年(2025年)は6月22日にコンサートの開催や猫グッズの販売があり、午後2時22分22秒には参加者全員で「にゃー」と鳴いたとのことです。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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