八幡神社(宮城県柴田郡柴田町槻木白幡4丁目3-11)
続く参道がけっこう長く、熊でも出るのではとヒヤヒヤしながらしばらく歩くと、
長床がようやく見えて来ます。
長床です。狛犬ではなく、石を積んだ魔除けに迎えられます。
長床をくぐると境内は広々としています。
祭神 誉田別命(ほんだわけのみこと、応神天皇)
元は成就山白幡寺満藏院の守護であったが、癈寺の後は獨立の神社となった。康平五年(1062)源義家の勧請である。明治五年(1872)九月村社に列せらる。傳に曰く、人皇第七十代御冷泉天皇の御宇天喜四年(1056)鎮守府将軍源頼義並びに義家朝臣陸奥へ御出陣阿部頼時及び貞任宗任等を征伐するとき、氏神八幡宮へ祈誓した。依つて奥羽の賊を平定してから康平五年(1062)氏神八幡宮を此地に勧請し、白旗を奉納した。此の地方を白旗と呼ぶは之に起因したのである。郷俗また曰ふ、八幡太郎義家祈願の際北を向いて八幡に祈つたといふので今尚北向八幡と呼んでゐる。(「柴田郡史」昭和47年版から引用)
拝殿の裏手にある本殿です。
寺院の守護であった名残とも思える鐘撞き堂です。
この日は最高気温が30度を超える暑い日でしたが、境内にはさわやかな風が流れていました。長い参道を含め広い境内を管理するのはたいへんだろうと思います。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM