2024年3月7日木曜日

下愛子小社

下愛子(しもあやし)小社(宮城県仙台市青葉区下愛子町5)


 今や新興住宅地となった愛子地区に残された畑。その片隅に小社が鎮座しています。



 社名を記した扁額も賽銭箱もないことから、畑の持ち主が個人的に祀っている祠かもしれません。



 鈴が取り付けられていた痕跡があるので、よそからの参拝者を想定していたとも考えられますが、詳しいことは不明です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 さて、ここからは神社ではない番外の話で恐縮なのですが、この小社の近くに子愛観音(こやすかんのん)があります。


 ここに祀られている観音像は文治3年(1187)定澄(じょうちょう)の作とされています。子愛観音は、この一帯の地名である「愛子」(あやし)の由来となったものだそうです。

 子愛が由来であれば地名も「子愛」(こやす)でよかったのではないかとも感じますが、言葉が逆転するのはよくあること。何らかの理由があったのでしょうね。

EOS R, EF17-40mm F4L USM 

0 件のコメント: