中田神社(宮城県仙台市太白区西中田1-20-12)
拝殿と本殿です。本殿の威厳に圧倒されます。
祭神 伊賀津智命(いかづちのみこと)、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、素盞鳴命(すさのをのみこと)、名取老女命(なとりろうじよのみこと)、熊野加夫呂杵櫛御食野命(くまのかぶろぎくしぬけのみこと)
この神社の由緒を境内の説明板から引用します。
当社は、明治22年(1889)4月の町村制発布により地区4ヶ村、旧前田村、旧柳生村、旧四郎丸村、旧袋原村が合併し中田村となったのにともない、旧各村に各々鎮座していた神社も明治42年(1909)3月に、旧柳生村に鎮座し1171年藤原秀衡により建立された雷神社に、旧前田村の神明社 老女宮 熊野神社を、旧四郎丸村の神明社を、旧袋原村の八坂神社を合祀し、更に翌年現在地に遷座し中田村神社と称号して当地区の産土神として鎮座しましたが、その後の地区の発展等にともない、又当社の歴史的背景も鑑み平成9年(1997)3月に神社本庁並びに宮城県の認証を得て中田神社と名称変更し今日にいたっております。
小さな神社が大きいところに合祀されるのはよくあることですが、これだけの数の神社が一挙に合祀されるのは珍しいのではないでしょうか。
宮城県神社庁のHPによれば、地区の4か村の神社が合祀されたのは「各々村社として鎮座していた神社は維持困難とな」ったからとのこと。現代において小規模な農協が経営強化のため合併するのと似ていますね。
神様もたいへんだったかもしれませんが、4か村の神社を合祀するという難事業を成し遂げた人の力技に感心します。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM