馬上蠣崎(うばがみかきざき)神社( 宮城県仙台市青葉区片平1-2-18)
主祭神 保食神(うけもちのかみ)、磯良神(いそらがみ)
藩祖政宗公に功臣後藤信康が献じた五島という愛馬があった。年老いて慶長十九年(1614)十月公の大坂出陣に洩れた事を悲しみ本丸の崖から飛下り死亡した。依ってその地蠣崎に葬り馬上蠣崎神社を建てて祀り追廻馬場の守護とした。明治四年(1871)片平丁の旧一門格修験良覚院跡に移して社殿成り、桜田如水を宮司として市民の間に五島墓さんと称して親しまれた。(境内掲示由緒説明版から引用)
実際には馬が自ら崖下に飛び降りることはないでしょう。馬を祀るにあたりどんな経緯があったのか興味深いです。また、神社めぐりをしていると、やはり仙台の神社は伊達政宗にちなんだ由緒が多いと感じます。
境内には奈良時代の修験道の開祖といわれる役小角(えんのおづぬ)の石像があります。
この神社の敷地に元々あった寺院の良覚院は仙台藩における修験道の総触頭(そうふれがしら)であったとのこと。良覚院は明治維新後に廃寺となりましたが、蠣崎神社の隣は仙台市の良覚院丁公園として現在も残されています。
EOS R, EF17-40mm F4L USM