金玉(きんぎょく)神社(宮城県仙台市泉区大沢3-4)
神社の読み方は「きんぎょくじんじゃ」です。
昔、南部の国の盲人金玉が座頭の位を得るため京に上る途中、大沢の山道で甚八という盗賊に襲われ命を落としたことがこの社の由来だそうです。
盲人の金玉が祀られていることから、杖が奉納されています。
金玉は盗賊に襲われた際、「今殺されるのは悪縁としてあきらめるが、名前を聞かせてくれ」と頼み、経文を残すので朝夕に唱えるよう言い残したとのこと。
その経文は、「コガネタマダイタクサンニセツガイス ヌシハレイボクハナハダシイヤツ」というもの。
この経文を後に金玉を探しに来た弟子が聞き、「金玉大沢山に殺害す 主は鈴木甚八」と解読して役人に訴え、甚八は捕らえられて処刑されたそうです。(以上、仙台市教育委員会作成の境内掲示由来声明文による)
この経文から犯人を割り出すとは、「相棒」の杉下警部ばりの推理力ですね。
EOS R, EF35mm F1.4L USM