村境榎稲荷大明神(宮城県仙台市青葉区二日町5-1)
仙台市役所から西に300mほどの小さな公園の中に鎮座しています。
村境榎稲荷大明神は、かつては荒巻村小田原村の境にあって祀られてあり、仙台城下が造成された時には、その入会の地となっており、かつての村境であった証拠といわれ、その後、現仙台市庁舎の東北隅に近く鎮座致し、昭和二十年(1945)七月戦災のため焼失致しました。御神体は、大きな榎の木の下にあり無事でした。今般二日町五番のチビッ子広場に遷座致しました。 崇敬者一同 (境内由緒碑から引用)
荒巻村と小田原村の境ということは、この社はかつては現在より少し北に位置していたと思われますが、正確な場所は判りません。
昔の人は村の中だけで一生を終えることも多く、村境では恐ろしい病から村を守るなど厄除けの意味で様々な習俗が行われていたようです。この神社もそのような役割を担っていたのかもしれません。
社殿の中を拝見したところ、小さな祭壇が置かれ、榎の枝と塩、米、酒が供えられていました。塩と米はお供えされたばかりという感じで、毎日神様のお世話をしている方がいるようです。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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