白山神社(宮城県仙台市若林区木ノ下3丁目9-1)
国の重要文化財である陸奥国分寺薬師堂の隣に鎮座しています。小さな神社ではありませんが、広大な敷地に堂々と存在している薬師堂と比べ、ひっそりと佇んでいるという印象です。
主祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、菊理媛尊(くくりひめのみこと)
木ノ下にあり。天平中(729-749)、國分寺建立に際し、十八伽藍及び三百坊の置かれた際、地主の守護神として祀られた神社で、院王坊これが別當を掌る。文治五年(1189)源頼朝の奥州征伐の時、兵燹に罹ったのを、天正年間(1573-1592)に至って國分彦九郎盛重これを再興し、更に寛永十七年(1640)伊達忠宗これを再建し、爾来歴世修補を加えて来た。(「仙臺市史」昭和28年版から引用)
こちらが本殿です。
本殿は一間社流造(いけんしゃながれつくり)という建築様式で、切妻照の前方の屋根が長く伸びているのが特徴です。江戸初期の神社建築の秀作として、県の指定有形文化財になっています。流れるような美しさに、しばらく見入ってしまいました。
本殿の周りには境内社がたくさんあります。写真の左上から雷神宮、紫神社、八幡宮、天満宮、須賀神社です。
EOS R, EF35mm F1.4L USM
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