荒巻神明社(宮城県仙台市青葉区荒巻神明町25-17)
祭神 天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
創建は伊達政宗入城以前の国分氏が荒巻を統治下にあった頃波及した伊勢信仰を受け入れた村民が勧請し祀ったと推定される 以後元禄十四年(一七〇一) 社殿改修文化四年(一八〇七)以降数次にわたる屋根改修が行われました 年貢夫役免除嘆願書を出すなど苦しい時期を奮起し乗り越えて来た村民により現在の姿に近い形になりました(境内掲示「荒巻神明社」から引用)
なお、現在青葉区の西公園に鎮座している櫻岡大神宮の由緒として次のような記載があります。「古く宮城郡荒巻村に鎮座し、神明宮と稱えた。仙臺藩祖伊達政宗厚くこれを祀る。元和七年(一六二一)、伊勢兩宮の御分霊を勸請し、宮を同村内の勝地に遷し、其の地を伊勢堂山と號し、神明宮と稱へた。」(「仙臺市史」昭和28年版から引用)
すなわち、当社は櫻岡大神宮の元宮であり、伊達政宗が元和7年(1621)に当地から伊勢堂山(現青葉区の伊勢神明社)に遷座して、更に櫻岡に遷座したということですね。歴史ある神社という感じがします。
こちらは本殿です。
社殿近くに雷神碑があります。
文政元年(1818)の文字が刻まれている石塔です。由緒説明にある社殿改修(1807)とほぼ同時期に立てられたものと思われます。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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