建勲(たけいさお)神社(山形県天童市天童1043-5)
当ブログは仙台市を中心とする宮城県内の神社の訪問記ですが、番外で、山形県天童市を旅行した際に訪問した神社を取り上げます。
天童市の中心部、現在は天童公園になっている舞鶴山の一画に鎮座しています。
祭神 織田信長命
信長公の死後、豊臣・徳川の世となるにつれ、織田家は尾張・下野・大和・上野都と国替えさせられた。とくに徳川幕府は織田家が再び台頭するのを恐れ、位は高く禄高は低くと冷遇した。
(略)家督が信浮(のぶちか)に移ると、上野国(現、群馬県)小幡から出羽高畠に国替えさせられた。
この時から天童は織田藩領となるが、次の信美(のぶかづ)の時、居城(館)を高畠から天童(現、田鶴町)へ移し天童織田藩となった。
明治維新の際、天童織田藩は官軍に味方した功績で子爵に列せられ藩祖信長公には建勲神(たけいさおのかみ)の神号を賜り建勲神社として明治三年(1870)に日本で最初にこの舞鶴山に祀られることになった。(境内掲示「建勲神社と天童織田家」から引用)
拝殿には、織田信長の肖像画が掲げられ、武将の鎧・兜なども置かれています。
こちらは本殿です。
境内に松尾芭蕉の句碑もあります。
織田信長の子孫が天童に国替えとなっていたことは初めて知りました。織田信長を祭神とする神社は、当社や京都市の建勲神社など全国に三社あるとのことです。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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