朝日神社(宮城県仙台市青葉区上杉6丁目5-2)
背景の建物が視覚支援学校です。
小さな社殿ですが地域でこの神社を知らぬ人はないと言っても過言ではないでしょう。大きな神社であっても忘れられ、荒れ放題のところも数多くあります。神社とは誠に不思議な存在です。
主祭神 豊受姫神、神子朝日女之霊
神社の縁起について、宮城県神社庁のHPから引用します。
応和3年(963)此地に勧請。文治5年(1189)8月源頼朝が奥州征伐の折藤原泰衡が現台原丘陵に退き防衛の陣を張り頼朝の軍勢は二本杉の辺りに進み丁度この社に詣でた際、折しも朝日が昇ってくるのを見た事に当社の名を残したと言われる。又守子の社と称され朝日神子が農村の子達を集め読み書きを教え又幼児の守護神として百日咳を癒す霊験有りと信ぜられ守子の社の名が伝えられたともある。朝日神子(巫女、かんなぎ)は寛文年間に当社に仕えた傍ら付近の田畑の開墾水利を推考して桜田川、梅田川を開き耕作の便を与えた。
当社で子どもたちに読み書きを教え、地域の灌漑に力を尽くした朝日神子(みこ)は、単なるシャーマンという以上に、実務の才を有しリーダーシップに長けた人物だったのでしょうか。
朝日神子は当社のほかにも周辺の神社のいくつかに痕跡を残しているようです。このことについて、次回の記事で取り上げます。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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