台原稲荷大明神(宮城県仙台市青葉区台原3丁目29)
こんな風な石段があり、躊躇いつつ上っていくと、
奥のほうに赤い鳥居が見えてきます。
それにしても、草の生い茂り具合から判断すると、しばらくここには誰も足を運んでいないようです。
小さい丘の頂にある社殿はこんな感じです。規模は小さいながら、コンクリートを打った土台で、比較的最近整備されたようです。
台原六本松自治会による平成28年5月付けの「台原稲荷大明神の由来」を引用します。
此処に鎮座する台原稲荷大明神は、隣接する台原六本松自治会会員が昭和二十四年に創建し護持してきました。(中略)
当時自治会の土地は、山の北斜面を切り開いて造成されたものであり、道路は泥濘脚没の状態で、飲料水も釣瓶井戸水使用で鉄分も多く集団赤痢が発生するなど、生活環境が極めて劣悪であった。
子供達は、遊ぶ広場もなく両親の共働きで降雨風雪のときには、近所の家に上がり込んで時を過ごすような有り様など、戦後の困窮混迷が続くなか自治会の人々が、町内の家内安全・発展繁栄・子供達の無病息災・健全育成を祈念して、住宅南側の山頂に稲荷大明神を建て奉納した。(後略)
かつては町内会が神社を創建するのはそう珍しくもないことだったのでしょうか。毎年5月末の日曜日にはお祭りもするそうです。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM
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