鹿島神社(宮城県仙台市青葉区青葉町3-14)
主祭神 武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)
武勇の神として武士から崇敬された鹿島神宮から勧請したもの。宮城県神社庁HPの由緒を引用します。
弘安2年(1279、鎌倉)伊達蔵人大輔政依伊達郡伊達に居城の折り勧請す。後、伊達氏十七世政宗仙台城に移る時伊達郡の光明寺を移す際古岫和尚本社を遷祀して、鹿島、香取神社と称す。(社伝、封内風土記)
この日は例大祭の日で、夕方から焼きそばの屋台を出しビンゴゲームを行うため氏子の方が忙しそうに作業をしていました。
民俗学者の柳田國男は著書「日本の祭」で次のように述べています。
我々の信仰には経典というものがない。(略)その教えはもっぱら行為と感覚とをもって伝達せられるべきもので、常の日・常の席ではこれを口にすることをはばかられていた。すなわち年に何度かの祭に参加した者だけが、次々にその体験を新たにすべきものであった。
経典を持たず、布教をすることのない神社は、祭を通して参加する氏子や住民に信仰の意義を伝えているということなのでしょう。
さすれば、近年、氏子の高齢化などで祭を縮小したり中止せざるを得ない社もあることから、神社の存続が懸念されるところです。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM
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