道祖神(宮城県仙台市泉区古内入山田3)
石碑も倒れたまま放置されています。ここ何年かの大きな地震で倒壊したのでしょうか。
馬頭観世音と刻まれた石碑には明治36年(1903)という文字が読み取れました。おそらく、これ以前からあった道祖神と思われます。
道祖神は、集落の境や村の中心などに主に石碑や石像の形態で祀られる村の守り神であり、道祖信仰は性器崇拝の習俗とも習合して良縁、子授け、安産などを祈願するところになったと言われています。
社殿の中には、男性器を象徴する陽棒が十数本祀られていました。
泉区には当社のほかにもいくつか道祖神が残っています。この地域はつい数十年前までは山と畑が広がる、いわば村のはずれの地域だったので、村を外敵から守るとともに道を通る人の安全を祈る神として道祖神が信仰されてきたのでしょうね。
EOS R, EF17-40mm F4L USM
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