2023年10月13日金曜日

熊野神社(実沢)

 熊野神社(宮城県仙台市泉区実沢字熊野山17)



 泉区実沢の現在は車の通行量が多い道路に面していますが、道路を背にしたところが神社の正面になっており、境内は閑静な環境です。


 主祭神、伊邪那岐尊(いざなみのみこと)、伊邪那美尊(いざなみのみこと)


 社殿の扁額です。「村社熊野神社」と書いてあるのでしょうか。


当神社は慶長年間(1596~1615)八乙女淡路守盛昌が藩主国分氏の没落後、伊達政宗に旧領地を許され実沢八乙女の館に移り住んだ折、氏神として勧請したといわれています。八乙女氏が北根村に転出すると、後水尾帝(ごみずをてい)の元和元年(1615)には現在の地に社殿を造営して奉遷し実沢地域の守神としてお祀りしました。(略)境内には八乙女氏ゆかりの鞍掛石(くらかけいし)力士石(りきしいし)があり、また鳥居脇にあるコウヤマキの大木は区内随一である。 (社内由緒記から引用)






 境内社、石碑が多数あります。また、境内に修験道場の遺構があったそうですが、昭和53年(1978)の宮城県沖地震で大破したとのことです。


 昔、錏山(しころやま)という豪傑の力士が、近くの相撲取り場から担いで持ってきたという「力士岩」です。

 かつて村社に指定され地域の守り神であったということで、様々な歴史を経ている神社であるようです。

EOS R, EF17-40mm F4L USM 

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