陸奥総社宮(宮城県多賀城市市川奏社1)
主祭神 八塩道老翁神(やしおじのおきなのかみ)、八塩道老女神(やしおじのおうなのかみ)
本社の鎮座年月は明らかではありませんが、往古陸奥国の府内にして陸奥国府に属する総社で、かつて歴代の国司の奉斎したところとなります。国司は任国内の諸社に神拝することが定められていましたが、巡拝の手間を省くため、国内の神社を一箇所に集めて詣でることが広まりました。当社は陸奥国府多賀城に赴任した国司が、多賀城東門の近くに合祀勧請したのが始まりとされています。
鎌倉時代には、奥州留守職伊澤氏が国司に代り祭祀料として三干刈の地を寄進したと言われています。また、伊達政宗公も当社の再興に意を注ぎ、別当寺市川山神奏院(真言 塩憲法法蓮寺末寺)を置いて社務を行いました。歴代藩主の尊崇篤く、親拝代参などがあったとされ、世間一般からも篤い信仰を受けました。(「多賀城陸奥総社宮」HPから引用)
こちらは本殿です。
鳥居の後ろに合祀した百一座の神社名が掲示されています。
国司の「巡拝の手間を省くため、国内の神社を一箇所に集め」たとは、なんとも人間くさい都合だと思えてならないのですが。
EOS R, EF24-105mm F4L IS USM
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